「それは、あれでしょ」


「あれ?」


「うん、花蓮」



…峰岸花蓮?


「帰ってきて、和輝と美奈と大地と花蓮と私で幹部部屋入ってきたとき一瞬達也こっち見て、びっくり顔してた。それでほんの一瞬だけど花蓮に笑いかけた。」



…そんなことがあったのか?


「それで機嫌いいのか?」


「たぶんね。一目惚れってやつじゃない?」


「達也が?」


姫のこと好きだったんじゃないわけ?


「ナチュラルメイクの峰岸花蓮に一目惚れしちゃったわけだな」