なんだか、胸騒ぎというか、いやなよかんみたいなものを感じて 凄く怖い気持ちになった。 「美和子…?どした?」 と、震えるあたしに 優しく聞く中山くん。 あたしは、 怖くて怖くて… ただただ目をつむって、 ただただ彼の腕を握って震えてることしかできなかった。 「大丈夫、 …大丈夫だから 美和子は、ちゃんと俺が守から…」 いつもなら ここで、安心できる。 なのに、できない…。 アナウンスが流れた。