Sky Blue-同じ空の下-Ⅱ



「私の病気のこと慧から何か聞いてるんですか?」

「聞いてないわ、詳しくはね。目が見えないからサポートしてくれってことしか言われてないわ。」

「そうですか。私のことを仕事場で話しているなんて思いませんでした。」

「慧はね、基本的にプライベートは公表してないの。そういうところを想像つかせないように売っているから、彼もそれを理解して仕事場であまりプライベートな話はしないんだ。」

少し遠くの方で、絶え間なくシャッターをきる音がする。

「でも一回だけ“高校生の慧”を感じたことがあるの。」

フランスから帰ってきた慧に再会して、いろいろ話を聞くうちに、彼が東京ではなくここから少し離れた島に住んでいることが分かった。

プライベートなことだし、避ける話題かと考えたけど思い切って聞いてみたら柔らかい笑顔で『そばにいてあげたい子がいるんだ』と言った。