「何でしょうか、部長?」


唇からこぼれた声も裏切らない。


この少女、名を菖藤 葵(ショウトウアオイ)という。


「ねぇ、今日部活出れない?色々、指導とかしてほしいのよー。」


そう言われ葵は、困り気味に、


「すみません、明日は必ず出るので…。」


と、謝った。