『もちろん、行きたい』 『でも、来週試験なんでしょ?』 ケイちゃんはアタシが見ていた 教科書を取り上げ パラパラめくった。 『猛勉強は、 チョット前に終わったトコ。 よかったぁ〜 ジャストタイミングだよ』 アタシは教科書を受け取り 机に置いた。 『何時に出るの?』 『こまちの用意が出来次第ね。 大ちゃん迎えにくるって。 そろそろ着くんじゃない?』 ピンポーン ジャストタイミング…だ。 『2分で着替えるっ!』 アタシは 部屋着のロングTシャツを脱ぎ捨て クローゼットをあけた。