『なんだよ…ひでぇな…』
そう言いながらも卓己くんも笑ってる。
『卓己くんは彼女作らないの?
モテモテでしょ?』
『ん…告られたりは、するけどね』
口を開かなきゃ
女の子と間違う位に綺麗な顔立ち。
『だけどさ、俺の顔見て
かわいいっとか言ってくるんだぜ?
オンナじゃねぇつーの、
ウザいってマジで…』
しかし、かわいいと言われる事を
極端に嫌い逆上する。
『好きな人いないの?』
『桜木と奈緒は好きだぜ』
ケロッと言い放つ。
『…愛の告白?』
『…友情?の告白』
そう言って微笑む卓己くんは
…かわいい。
『俺、3人でつるんでいるの
ホント楽しくってさ。
奈緒と2人きりになりたいとか
桜木と、こっそり会いたいとか
そーゆーのじゃなくて
なんか、こう…のんびりと
3人で笑ってんの居心地よくて…』
『うん…アタシも、そうだったよ』
友情の告白かぁ…
卓己くんみたいに即答で
奈緒が好きだって。
アタシ言えないよ、もう…。
ねえ、奈緒…
奈緒はアタシの事、好きだったのかな。

