『こまちは、もうすぐ16よね。
立派な大人よ。
わたしは、対等な女同士として
話しを聞いてもらいたかったの。
自分一人で抱えるには
重すぎる事ってあるでしょ?
大ちゃんのことでは
わたしも迷っていて…
こまちに話しを聞いてほしくって…
よくあるでしょ?
人に話すことで楽になるって…
それよ。
これからも、
悩んだり、迷ったり
愚痴りたくなった時には
こまちに話すつもりよ…
大人の女同士として…いい?』
アタシは跳ね起きて
ケイちゃんの方を向いた。
『うん!
なんでも話して。
アタシ、ケイちゃんのチカラになる!』
『ふふふっ、
そうこなくっちゃ。
あてにしてるんだから…
お風呂わいたわよ、入っちゃって』
『うん』
ケイちゃんは笑っている。
アタシは下着姿のまま立ち上がり
お風呂場へ行った。

