そして夜になり、皆で食事を囲んでいる時の事だった。 百合があまり食事に手をつけていない事に気付いたクロウが、 『どうかされましたか?お口に合いませんでしたか?』 尋ねると 『いいえ、違うの。なんだか食欲がなくて……ごめんなさい。』 『無理しなくていいんですよ。先にお部屋でお休みになられてはいかがですか?』 クロウの顔は、いつものように穏やかな笑みを浮かべていたが……