秘密な花嫁~旦那様は同い年~番外編

「えー待って。お化粧しないと」


エプロンを取って、鏡台の前に座る。


「やってあげよっか?」


「いいの?」


ベラの実家って、化粧品の会社を経営してるの。


世界的にも有名な会社だから、聞いたときはビックリしちゃった。


だから小さいころから化粧に触れてきて、メイクの学校に通ってたんだって。


「ほら。メイク道具出して」


「うん」


ベラに言われて、自分の持ってるメイク道具を出す。


「これしかないの?」


「えっ?だって、十分だもん」


ベラが私のメイク道具を見て、ため息を落とした。


メイクって好きだけど、実はやるのが得意じゃない。


だからメイク道具も必要最低限のものしか持ってないの。