秘密な花嫁~旦那様は同い年~番外編

「ママ~」


しばらくミアとおしゃべりしながら紅茶を飲んでいると、今まで大人しくパンケーキを食べていたルークが急に声をあげた。


「もうルーク。結局手で食べたのね」


ルークの服の袖をまくりながら、ミアが困ったような声を出す。


「手、洗いに行く?」


「でもこの子、まだ食べるつもりなのよね」


そう言われてルークを見れば、またパンケーキに手を伸ばそうとしてる。


「じゃあ、濡れたタオル持ってくるね」


「ありがと、美結」


濡れタオルを用意するために、洗面所に行く。


タオルを濡らしてギュッと絞る。


「えっ?」


その瞬間、クラっと目眩に襲われた。


「なに?」


洗面台に掴まって、ゆっくりと呼吸をする。