やっぱり1人は嫌い 幼い記憶が蘇るだけだ あの真っ白な空間が… プルルッ 携帯の音に震え上がった 「はい」 「あー柚那柚那! さっき美夜ちゃんに電話もらったんだけど泊めて?」 私の過去を知っている柚那の気遣いかもしれない 「うん、いいよ ありがとうね」 私がそう答えると 「今から行くから鍵開けときなさいよ」 嬉しそうな声と電話が切れる音が混ざった