今でも君が大好きで(上)




「変な声〜」

ククッと笑う市川は特徴的だ

「失礼な人」

私がそういうと

「嘘だから
てか病院どうだった?」

市川に言われて思い出した

「行くの忘れた」

キーンコーンカーンコーン

「ちゃんと行けよ
じゃあ、またな」

チャイムが鳴って私は再び教室の方へ歩き始めた