「梓どこ?」 「探せ。だって」 ………ま、梓がやりそうなことだ。 私は、ある場所へと走り出した。 ハァ…ハァ…。 どこ…梓…。 梓のいる場所、ここしか分かんない。 キョロキョロしていると、ベンチで寝ている梓の姿。 「……見つけた」 私は、そっと梓に駆け寄った。