それでも私はあなたが好き






ピピー!!



「あー。負けちゃたねぇ」

「さすがに…3年生には勝てないよ。1年生が」



私達のクラスの4組は、たった今3年生との試合を終了しました。

結果は惜敗でした。


でも、3年生相手に惨敗しなかったんだからすごいよね!!



「悠馬くん、アタック決めたよね~」

「そ、そうだね」



私が体育館に行って 真央と合流してすぐに、市ノ瀬くんがスパイクをして1点入った。

────ちなみに先制点でした。




「もっと好きになった?」


「う、うん…///」


「何か、いきなり素直になったね。ひかり」




だって…本当のことなんだもん。

苦しいくらい市ノ瀬くんが好き。



女子から応援されてる市ノ瀬くんを見ていたら、胸がはちきれそうになったよ。