「……あたし、もうちょっとちゃんと学校行こうかなぁ」 「………は?」 いきなりぽそりと呟かれた美月の言葉に思わず怪訝な顔を返してしまってから、まずかったかなと口元を覆って隠す。 けれど美月はんーと唸ってどこか壁の一点を見つめていたから、俺の表情には気づいてないみたいだった。