最果てのエデン
恋愛(ピュア)
完
0
木原あざみ/著
- 作品番号
- 486011
- 最終更新
- 2011/02/10
- 総文字数
- 71,329
- ページ数
- 240ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 218,550
- いいね数
- 0
好きだとか、愛してるだとか、そんな言葉はどうしたって言えそうになくて、
だからただ君を強く、抱きしめた。
この鼓動が君に伝わるみたいに、
この熱が君に伝染するみたいに、
君に想いが届けばいいのに。
武永壱葉 × 秋吉美月
…*☆*……………………………
消せない傷痕を持ち、
夜の街を彷徨う高校生・美月は
ある夜、過去を共有する男と
再会して……?
……………………………*☆*…
この作品のレビュー
2011/02/11 06:46
投稿者:
千原 奏実
さん
離れない過去
果てしない暗闇を歩く美月。 いつまでも、ずっとピッタリと寄り添ってくる辛い過去。 "忘れたい、忘れてはいけない" 想いが交差するとき、過去は刃となって襲ってくる。 "万葉" あの笑顔が、あの声が。 どうして失われてしまったのか。 失われて、得た自分の命にどこまでの価値があるのか。 "イチくん" あの過去を知っている彼。 傷は消えない、痛みは治まらない。赦すことも赦されることもできない。 ――過去は痛く哀しいものだけど そこに答えがなくても、一緒に答えを探してくれる人がいれば、それは幸せなのかもしれません。 冷たくてもそこにある確かな温かさ。 この作品を読むと、自分の過去と向き合えるのではないでしょうか。私自身も過去を振り返ってしまいました。 素敵な作品をありがとうございました。是非、ご一読を。
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