「…………え?」


朝起きてあたしが初めに違和感を覚えたのは、そこが最近寝なれていたソファの上ではなかったことだった。

柔らかな布団の感触に、思わずガンガン痛む頭を庇うように潜り込む。あれ、なんであたしここで寝てるんだったけ? 



「………え?」


ごろんと寝返りをうってそこで見つけた存在に、あたしは間の抜けた声を出した。そして一瞬頭痛も吹っ飛んだ。