そっと、二人の唇が離れる。

太陽「俺さ。」

美月「ってゆーかさ。風邪ぢゃないの??」

太陽「ねぇ。美月。聞いて??」

美月「もしかして、ズル休み??」

太陽「美月。」

・・・うん。

あのさ。

わかってたよ。

何か、言われるんぢゃないかって。

美月「・・・何??」

太陽「俺さ。美月にずっと、隠してることがある。」

美月「隠してること??」

太陽「ん。すっげぇ、大切なこと。」

美月「・・・二股??」

太陽「ちげぇーよ。」

美月「ぢゃあ何よ??」

太陽「あー。やっぱまた今度にする。」

美月「・・・は??隠し事、ナシっ!!!」

太陽「ヤ。だって。」

美月「言えないこと、しちゃったんだぁ。」

太陽「そうぢゃないって。」

美月「へぇー。ふぅん。」

太陽「だから。違うってば。」

美月「ぢゃあ。言おっか。」

太陽「俺さ・・・。」

・・・。

は??

イミわかんない。

お母さんと、お父さんが離婚するって言ったときみたいに。

頭が真っ白。

目の前が真っ暗。

美月「何ソレ・・・どういうこと??」

―もう。学校来れない。―