「んとさ・・・・。あたし、愛美と同小で、優菜には言ってなかったんだけどさ,実はもう一人同じだった人がいるんだ。」

「えっ?誰?」

「・・・藤田・・なんだけどさっ・・・。」

そこで、咲は鼻をすすった。

びっくりした。

どうして、それを咲は私に言わなかったのか。

そして、それとこの話に、何の関係があるのか。

咲が真面目な顔をして話すときは、かなり大事なときだって知ってたので、私は真っ直ぐ咲の目を見た。

「藤田くんと、何か関係があるの?」

ずっと心のどこかで疑問に思ってた。

岡崎さんと咲との過去。

少し聞くのに勇気がいった。

胸がドキドキいってる。

手に汗があふれてきた。