「ヘッド・・・どうしてここに。ケガ治ったんですか?俺、ユタカですっ。覚えて・・」 タカシがいつの間にか奈央の脇に立っていて、彼を見たユタカがドングリマナコを見開いて固まっていた。 「しのぶちゃんをいじめたのは、お前かっ!」 タカシがユタカを睨んだ。 「ヘッド、俺、そんなこと。どうしたんですか?なんかようすが・・・」 「出て行きなさい!警察呼ぶわよっ」 ベティママが叫んで受話器を取った。 「くそぉっ、ヘッドまた来ますよっ!」 ユタカはそそくさと店を出た。