しのぶがはしゃいでいた。酒もすすんでいた。 「あいつ、とうとうクビになったのよ。クービッ。きゃはははざまぁみろ!」 「ご機嫌ねぇしのぶちゃん。あなたをそんな幸せにするほど、何嬉しいことがあったの」 ママが水割りに氷を入れながら相槌を打った。