奈央はタカシが言ったことを、ベティママに話した。 「てんちゃんの言ったことだから、・・・でも嘘をついてるようにも見えなかったし」 「そうねぇ、でも親が軽く叱ったことでも子供のときって凄く怖かったりするじゃない?案外てんちゃんの場合もそうだったりして」 ベティママが言った。 「もし、そうだとして、じゃあ何故警察とかに届けでないんでしょうか。いくら体は大人でも心配するはずでしょう」 奈央はママにくってかかった。 「・・・奈央ちゃん。もしかして、あなたが放したくないんでしょう」