「僕には君の姉の婚約を無かったことにもできるんだ。」 リディナのことを出されるなんて思っていなかった。 「酷いわ。…変わったのねプリンス。あの日のプリンスとなら結婚していたわ……今の貴方はっ!」 いきなりアディナを抱き締めたエドガー。 「プリンス…?」 名前を呼んでも返事をしないエドガーにアディナは戸惑いを隠せない。 「……エ、ドガー?」 「ん?」 アディナの首筋に顔を埋めたままエドガーは返事をする。