なんだ…そうだったのか


サボりだと思ってたけど、探してくれてたんだ


そう思うと何故かホッとした


俺はそれが分からなくて首をかしげながら蒼良の後について部屋に入った



「蒼良、ずっと聞きたかったんだけど」


「何ですか?」



蒼良を俺の席の隣に座らせながら、疑問に思っていることを聞いた



「何で、先生の授業の時だけ寝るんだ?」



そう聞くと蒼良は驚いた顔をして俯いた


そんなに、言えないことなのか?


もしかして、俺のこと嫌いだとか…?



「い、言えないならっ「じ、授業に集中出来ないからです!」


「は?」



集中出来ないから?


俺の言葉を遮って俯いたまま言った蒼良


授業に集中出来ないって…



「…なんで集中出来ないんだ?」


「そ、それは…」


「それは?」