ほら、ね。 私が否を認めれば彌生様の機嫌は良くなる。 それが真実ではなくても。 『私が悪い』 そうすれば、彌生様はにこりと笑う。 一瞬でも、救われる。 たとえその後に地獄が待っていたとしても。 「可愛い可愛い子猫ちゃん。腕に彫ってあげたお名前はちゃんと残っているかな?」