二 億 円




今まで他人から反感を持たれることなどありませんでした。

女性にはなおさら。



「初対面だから、何?初対面の女にこんなこと言われるようなことしてるあんたが問題でしょ。」



【女王様】 彼女にはそんな言葉が良く似合っていました。

強気な姿勢でぶつかってくる彼女は、ひなたとは真逆の女でしたが



興味を抱いてしまいました。




「………僕と、付き合ってみませんか? 刹那さん。」




自分から初めて、交際を申し込んだ


きっと、人生最初で最後。



女共は悲鳴をあげ、刹那さんは唖然と立ち尽くしていました




「は、何言ってんの。あんた、私の言葉ちゃんと聞いて「僕と付き合いませんか?刹那さん。固定の女性と付き合わないのは、興味を抱けないから。関係だけ持つのは欲求は湧き上がるから。」」











「貴女に興味があります。





僕と、お付き合い願えますか?」