な、なに…何をしたの? 首もとに触れ、硝子に映る自分を見て 時が止まった。 「首、輪…」 「首輪なんて、そんなペットのようなものではありません。 それは私と貴女を繋ぐループ。 貴女と私の永遠の証。」 ニコリ、と笑い私を撫でる。 首輪を見て、ウットリとする。 真っ赤な革製の生地に金色の小さな鈴が付いている首輪。 私が動けばチリン、と綺麗な音がする。 そう、まるで猫のように チリン チリン と音がする。 どこにいても居場所が分かるように 自分のものだと誇示するかのように。