愛しくて 苦しくて

「江口…。」




名前を呼ばれて顔を上げる。




「栗岩くん」




栗岩くんだった。





部活中のはずなのに、何故ここに…?




「江口…今日元気ないよな、心配でさ…」




そう言って、優しく微笑む、栗岩くん…。




…なんで。




なんで…。