私はノートを整えて、持ち上げた。





「重っ…」




私はノートのせいで両手が塞がれ、ドアを開けれなかった。




「ちょっ、開かないっ」




一人で頑張って開けようとしていた時。




「なに、やってんだよ。俺が開けるよ」




と苦笑しながら栗岩くんがドアを開けてくれた。




「あっ、ありがとうございます」




私は、そのまま英語教室に向かった。




英語教室があるところは、３年生の校舎の一階だった。