目を開けるたび、江口の横顔が視界に入る。




綺麗で、可愛い横顔。




江口の横顔を見ていたら、つい笑みが出てしまった。




他の奴らに見られて居たら大変だ。




焦って、手で口を覆う。




突然廊下にいる3年生の声が教室に聞こえた。




その途端、江口は背筋を〝ぴしっ〟と立てて、ほんの少しだけ、微笑んだ…後は急に焦りだした。





そこが、またいいのかもしれない。