愛しくて 苦しくて

なんだか、自分が恥ずかしい。




恥ずかしくて、思わず頬を手で覆う。




「はぁ~」




一つ息を吐く。




「楓ー」




ふと、後ろに3年生女子の先輩が居た。




私は、隅によって1人で静かに下校する。




「何ー?蘭は部活良かったの?休んで」




先輩達の会話が聞こえる。




楓と呼ばれてる方は顔が物凄く整ってる。




「よくなーい、きゃはは」




可愛らしい声で笑い合う、3年生。




「そういえば、楓ー、彼氏はどうよー?」




楓と言う方は彼氏が居るそうな。




彼氏か…私にはいつ出来るんだろうか…。




彼氏になる人は居るのだろう…か…。