だが、江口は諦め一人で行く事にしたそうだ。




ノートを持ち上げるが、危ない。




江口は、トロイ、ドジ、天然。




まぁ、一つにまとめるとドジっ子。




そこが、またいい。




「ちょっ、あかない」




と一人で必死にドアを開けようとする。




やべっ。




「なに、やってんだよ、俺が開けるよ」




俺は笑いながら江口に近づき、ドアを開けた。




あー、面白い。





「あ、ありがとうございます」




そう言って、江口は教室を出て行った。