「えっと…そうですね」




あっ、今江口無理して、微笑みやがった。



無理するなんて面白い奴。




「でさ、ノート先生とこ届けて来て。」




本当ならば一緒に行きたい所だが…。




きっと、江口は嫌がるだろう。




江口は恐らく男の子が嫌いなんだろう。




男子と喋る所を見た事無い。





「えっと…はいっわかりました」





何故…敬語なんだろうか。




さっきから、俺に敬語だ。




「うんじゃ、宜しく」




そう、俺は言って江口を見る。




不安そうな表情。




一人で行くのが嫌なのだろうか、いつも江口と一緒に居る田畑を見ている。