別にいいもん。 嫌味なんか。 いつもの事だし。 先輩は周りの声に気づいているのかいないのか、スタスタと歩く。 「あ、悪い。速かった?」 あたしが小走りだったせいか、先輩は立ち止まってくれた。 「だ、大丈夫です。ちょっと周りに気をとられて……」 「そっか、」 そう言って先輩はあたしの歩くペースに合わせてくれた。 優しいなぁ〜…。 「先輩、後夜祭も出るんですか?」 「後夜祭? あー…」 顔を上げて、考えたように呟く先輩。 「面倒だから出ない」 えぇぇ〜!!