高層マンションから歩くこと数分。 道路沿いにあるファミレスに着いた。 クーラーが効いた部屋から真昼の太陽の下に出たからさらに暑い。 「やっぱ店ん中は涼しいな」 「ですね〜」 窓側の席に着いて、先輩は水を一気に飲み干した。 「今日は俺の奢りだから、なんでも食っていいよ」 「ありがとうございます!!じゃあ……カルボナーラとチョコレートパフェで」 「じゃ俺もカルボナーラで、」 先輩が注文をとってる間、あたしは外を見た。 (外は暑そうだな〜。出たくないな〜) そんな事思ってた時だった。