藍香は急いで向かいのホームへと向かう。 向かい側のホームに着くと、そこには嵐が壁にもたれ藍香を待っていた。 藍香は驚いた表情で嵐をただ見ていた。 「嵐君・・・なんで?」 すると、嵐はニッと笑った。 「偶然、藍香ちゃんを見つけて。」 そう言って微笑む嵐に藍香は頬を赤くする。 「あっ・・・嵐と面と向かって話すのは初めてだよね。」 「そうだね。藍香ちゃんって、写真で見るよりずっと可愛いよ。」 藍香は照れて下を向いてしまう。 「あのさ~藍香ちゃんに一つお願いがあるんだけど・・・。」