教室に帰ってきた光に、長野と石川、福島がかけよってきた。 「どうだった光!?」 「やっぱ、あのダサ男に告白されてたの?」 三人は興味津々な顔で光の顔に近づく。 「・・・まぁ、断ったけどね。」 光はさらっとそう言って自分の席へと座った。 隣の藍香は光の顔をじっと見つめた。 「千晶に私の後をつけさせるなんて、何考えてるの藍香。」 光が睨みをきかせる。しかし、藍香はコロッと性格をかえる。 「別に。あのダサ男君が光に告白だったら、おもしろいなーって思って。坂口にやらせただけだよ。」