「ねー。その、ダサ男キャラやめてくれない?今、誰もいないし。」 光が頭をかきながら、そう言うと男子生徒は、ぱっと顔を上げた。 「光、言い方がヒドイぞ。ダサ男って言うな。」 さっきのうじうじした性格と全く違う性格になり、普通の喋り方をする男子生徒。 そして、その男子生徒は光になれなれしい口調で話す。 「皆、あんたの事そう呼んでるじゃん。で、私に何の用?翔。」 ダサ男と呼ばれる生徒の名前は翔と言う。 光も、翔と話した事があるような口調で話した。