光は、その男子生徒に連れられ人気のない教室に入った。 「私に何のよう?」 「えっと・・・その・・・。」 最初に話だしたのは光だった。一方、男子生徒はうじうじした様子だった。 光はため息をついた。 「す・・すみません。・・・こんな所まで、きっ・・・来てもらって。」 男子生徒はなかなか用件を話さない。 それどころか、下を向いて、手をもじもじさせていた。