プープープー・・・ 「あーあっ。切られちゃった。」 そう言って光は携帯を閉じ、机の上に置いた。 光の部屋は少し狭く、壁紙は所々破れ、染みがあった。 冷たい木の床。 周りにはダンボールが何段にも積み上げられていた。 小さく、ほこりっぽい窓。 玄関の近くには、うす汚れたキッチンがあった。 その隣にはキッチンと同じぐらいの高さの小さな冷蔵庫。