バタバタバタッ・・・ ガラッ! 「失礼しますっ!!」 そう、慌てて保健室に入ってきたのは、さっきまで体育館裏にいた一人の女子生徒だった。 「どうしたの!?石川さん。」 白衣を着た、保健の先生が石川と言う生徒の方を見た。 石川の後ろにいたのは、お腹を両手で押さえた千晶と、それを心配そうに見る光と藍香、それと他に二人の生徒だった。 「坂口さん!?大丈夫?」 保健の先生がすぐに千晶に駆け寄った。