ガサガサッ・・・


千晶はその紙クズを、いそいでひらける。

すると、そこには小さな文字で何かが書かれていた。



それは、紙クズではなく小さく折り込まれた白い手紙であった。




「・・・・。」


千晶は、その小さな手紙に目をとおす。


それを読んでいた、千晶の額からは徐々に汗がでてくる。



「嘘でしょ・・・?」



そんな言葉をもらし、千晶は手汗をかいた手でぎゅっと手紙を握りしめた。




その小さな手紙は千晶が読んだ後、細かく破りトイレの水へと流した・・・。


紙が流れる所をじっと千晶は見つめる。




“私とゲームしない?”




千晶は、昨日の光が言った言葉が何度も頭の中で響いていた・・・