カサッ・・・ するろ千晶の手に教科書以外の何かが触れた。 それを、千晶はゆっくり握りしめ机の中から取り出してみた。 手にのるような、ただの小さな紙クズ。 千晶はそれを見て周りを見回した、すかさずそれをスカートのポケットへとしまい その後、教室を駆け足で出て行き、女子トイレへと向かった。 バタン・・・ 息切れしている千晶の息のあらい声がトイレに響く。 千晶がトイレの個室へと入ると、スカートのポケットからさっきの紙クズを取り出した。