「学校は・・・?」


藍香はぼそっと、そう言った。


何も無い土地をただ見つめる藍香。



後から、福島も藍香の隣にやって来た。




「昨日の夜・・・私達、学校にいたよね?」


福島は藍香にそっと尋ねる。


すると、藍香はコクンと頷く。



「夢じゃなかったんだ・・・。」


藍香の頬に汗がながれる。


「でも!その時、私達死――――・・・」