「千晶、ゲームはあんたの勝ちだよ。」 光は右腕が血だらけにもかかわらず千晶に笑いかける。 そして、その手で千晶の手をぎゅっと握りしめた。 そして次の瞬間、千晶は窓の外へと光によって落とされた。 その時に、千晶には一瞬見えた。 涙をながしながらも、心の底から笑う光の姿が。 そして一言、千晶に伝えた。 「ありがとう。」