教室の窓からは朝日が差し込んでいて、時計の針の音だけが静かに聞こえていた。 ガラガラッ・・・ そんな教室のドアを開けたのは千晶であった。 千晶は教室の廊下側。 後ろから2番目の席に座り、机の中を手探りで何かを探していた。 ガサガサッ・・・ 千晶の手には、教科書などが触れる。