光は火の中の教室にもかかわらず、冷静であった。 「ねぇー。皆、怖い?死ぬのが。」 光の質問に3人は一言も話そうとしない。 「怖いよねー。そんなの、わかってるでしょ。」 急に声を低くして光は言う。 「藍香、福島、石川、長野、千晶・・・クラス全員、知ってるよね。」 光はポケットから携帯を取り出す。 そして、3人に見えるように待ち受け画面を見せた。 そこには、光ともう一人の女の子が映っていた。 今の光の髪型にそっくりな女の子。