「ふぅ。」 光は少しホッとした表情を見せる。 静かになった屋上には取り残された、坂口と光だけが残った。 坂口は静かに涙をながしていた。 「大丈夫?」 それを見ていた光が坂口に近づき手をさしのべた。 パシッ すると、坂口は光の手を振り払い睨みつけている。 「あなたも、あの人達と同じですか・・・?」 そんな質問をされ光は、にっこり笑い 「そう見える?」 そう答えた。