・・・ 文化祭の準備は終盤を迎え、クラスの出し物の方もかなり進んだ。 あたしは、一息つくために校舎2階の窓から外を見ていた。 秋模様の空で、 絵の具みたいに綺麗なオレンジに染まっている。 そんな空を眺めている時に、急に後ろから目隠しをされる。 「ちょ!!だ、誰?!」 あたしは少し焦った。 「ふふッ。だ-れだ。」 声を聴いた瞬間、誰だか分かった。 答えは・・・