「………着いた。」 は? 目の前をよく見ると生徒会室と書かれた札が………。 生徒会長は何も言わずに普通にガチャッと開け、普通に入っていった。 いやいや、待ってよ。 まだあたし、理解できてないってば。 「かいちょ………。 ッ……………!!」 「花梨…………。」 ふと生徒会長を見ると何故か寂しげな顔。 眉が垂れて甘えてる子犬みたいだった。 「どうしたんですか?」 「お前………。 まじで覚えてねぇの? 俺を忘れたのかよ……。」 え?